2019.01.23 [Wed] /19:00~20:30
六本木アートカレッジ2018 Vol.3

アートが責任あるプロジェクトになるために必要なこととは?
~アート×ビジネスのエコシステム~

登壇者/津田大介、南川憲二、荒神明香、遠山正道
津田大介
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト
Profile
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。早稲田大学文学学術院教授。テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ニュース・スーパーバイザー。一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。世界経済フォーラム(ダボス会議)「ヤング・グローバル・リーダーズ2013」選出。
メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門分野として執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。
主な著書に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。
南川憲二
現代芸術活動チーム「目」ディレクター
Profile
1979年大阪生まれ。2009年東京藝術大学修士課程修了。アート作品が生まれる瞬間の共有を目指す即興的表現活動「wah document(わうどきゅめんと)」を起ち上げ、国内外各地で活動を展開。2009年「東京藝術大学 卒業・修了制作展」川俣正賞、「Art Award tokyo2009」グランプリ受賞。2013年より現代芸術活動チーム「目【mé】」のディレクターとして活動する。「目」の活動に、2014年「たよりない現実、この世界の在りか」(資生堂ギャラリー)、Elemental Detection/さいたまトリエンナーレ2016、などがある。2018年第28回タカシマヤ文化基金受賞。
荒神明香
現代芸術活動チーム「目」アーティスト
Profile
2009年東京藝術大学修士課程修了。幼少期の記憶や日常の風景から抽出した異空間を、「現象」として再構築するインスタレーション作品を展開。東京都現代美術館、サンパウロ近代美術館、ポンピドゥーセンターなど、国内外で作品を発表。現在、犬島 家プロジェクト、上越新幹線「現美新幹線」車内にて常設展示中。2007年「Art Award tokyo2007」グランプリ受賞。パブリック・コレクションに、東京都現代美術館、サンパウロ近代美術館、東京藝術大学大学美術館などがある。2013年より現代芸術活動チーム「目【mé】」のアーティストとして活動する。
遠山正道
株式会社スマイルズ 代表取締役社長
Profile
1962年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、85年三菱商事株式会社入社。2000年株式会社スマイルズを設立、代表取締役社長に就任。現在、「Soup Stock Tokyo」のほか、「giraffe」、「PASS THE BATON」「100本のスプーン」を展開。「生活価値の拡充」を企業理念に掲げ、既成概念や業界の枠にとらわれず、現代の新しい生活の在り方を提案している。現代アートのコレクターでもある遠山氏が、アートとビジネスの双方が補完し合って、次のシーンを切り拓くことの重要性を伝えるべく、六本木アートカレッジ2018の年間イベント企画・監修を務める。

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Overview

近年、社会的にもビジネスにおいても、人々のアートに対する期待が高まっています。一部のアーティストやアート業界側も、それに対し少しずつ動きはじめているのではないでしょうか。

「あいちトリエンナーレ2019」は、芸術監督を「世界が大きく変動する時代に、社会情勢を踏まえたコンセプトを打ち出せる新しい芸術監督像を期待できる。」として、異例のジャーナリストである津田大介氏に任命しました。この出来事もその変化の表れの一つではないでしょうか。

今回のゲストは、その「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督の津田大介氏と、もう一組、現代芸術活動チーム「目」のディレクター南川憲二氏とアーティスト荒神明香氏をお迎えします。

「目」は、日常生活の中の概念をがらりと変えるような作品を展開しています。アーティストが作品を作るには、着想だけでなく、長期プロジェクトを成功させる多岐にわたる力が必要になります。「目」は作品のみならず、ビジネスにも共通するその完成までの過程(着想、巻き込み力、実現力)にも注目すべき点が多くあります。

今、そしてこれからの時代にアートが果たす役割とはいったいどのようなものなのでしょうか?またアートが責任あるプロジェクトになるために必要なことは何なのでしょうか?

モデレーターは、シリーズディレクターであり、Soup Stock Tokyoをはじめとするご自身の感性を大切にしたビジネスを展開する㈱スマイルズの遠山正道氏です。

作品を生み出すアーティスト、ジャーナリストでありアートフェスディレクター、そして経営者、それぞれの視点を交え本テーマの議論を深めます。

目【mé】
2013年活動を始める。不確かな現実世界を実感に引き寄せようとする作品を展開。手法やジャンルにはこだわらず、展示空間や観客を含めた状況、導線を重視。創作方法は、現在の中心メンバー(アーティスト荒神明香、ディレクター南川憲二、インストーラー増井宏文)の個々の特徴を活かしたチーム・クリエイションに取り組み、発想、判断、実現における連携の精度、精神的な創作意識の共有を高める関係を模索しながら活動をする。2018年 第28回 タカシマヤ文化基金受賞。主な活動に、たよりない現実この世界の在りか/資生堂ギャラリー、Elemental Detection/さいたまトリエンナーレ2016、などがある。

日時
2019年1月23日(水)19:00~20:30
受講料(税込)
3,500円
定員
150名
主催
アカデミーヒルズ
協賛
株式会社 大林組
会場
アカデミーヒルズ
(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズタワー49階)
Venue: Academyhills (49th floor, Mori Tower Roppongi Hills, 6-10-1, Roppongi, Minato Ward, Tokyo
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