本イベントは、新型コロナウイルスの感染拡大リスクを考慮し、会場での開催は中止いたしましたが、プログラムを一部変更し、オンラインのライブ配信が決定しました。ライブ配信のご視聴には、お申込が必要となります。下記お申込ボタンからご登録をお願いします。
※プログラム内容は現時点での予定であり、変更となる可能性がございます。
“役に立つ”から
“意味がある”へ
2020.03.20 [Fri] / 10:00~17:50(予定)
六本木ヒルズの49階で、年に1度だけ開催される
「六本木アートカレッジ スペシャルワンデー」。
今回は当初予定していた会場での開催は中止となりましたが、
プログラムを一部変更し、オンラインのライブ配信を実施します!
アート、デザイン、食、サイエンス…自分なりの美学(価値観)を持ち
「意味」について思考を重ねてきた13名の方にご登場いただく予定です。
直接会場にお越しいただかなくても、お好きな場所で
50分のセッションを合計8講座ご覧いただくことができる、
エキサイティングな1日をお楽しみください!
※PC・スマートフォン等の動作環境により、視聴いただけない場合がございます。
必ずテスト視聴の上、お申込ください。(申込締切:3/20(金)17時まで)
「意味」を考える上で山口氏が大切にしているのが「ヒューマニティに対する洞察」。「人間とは一体どんな生き物なのか」を理解しようとすることです。霊長類学者でゴリラ研究の第一人者である山極氏も「人間とは何か?」という疑問を原動力に研究を続けてきました。長年のフィールドワークから得られた山極氏の知見を踏まえ、人類学の視点も交えながら、人間にとって「意味」とは何か、「意味」を求める根本には何があるのかについて探ります。
「時」は止まることなく流れます。「自分の時間」を意識して考えたことはありますか?
時間は、全ての人が得られる大切な資産。だからこそ、その使い方に個性があらわれ、人生に違いを生み出します。アカデミーヒルズで展開した「未来自分会議」でファシリテーターを務めていただき、様々な人の「自分時間」への考えに触れ、ご自身も修行として自分に向き合う時間を長く・深く持たれている飛鷹氏に「自分時間とは何か?」をお話しいただきます。
問うことで意味が見つかります。『りんごかもしれない』や『もうぬげない』など、新鮮な問いかけによって何気ない日常から新たな視点を得る絵本で子どもから大人まで大人気の絵本作家・ヨシタケシンスケ氏と、いま日本各地で広がっている、問いと対話で自由に思考する「哲学対話」ブームの火付け役である東京大学教授・梶谷氏が、どうやって固定観念から外れた「問い」を生み出し、創造的な思考を得られるかについて対話します。
ロボットはかつて、工場や介護の現場で「役に立つ」ものとして注目されてきました。しかし、吉藤氏と林氏はロボットに全く新しい「意味」を吹き込みました。孤独の解消を目指す分身ロボット「オリヒメ」を開発した吉藤氏。「人の愛する力を育む家族型ロボット」という全く新しいコンセプトのロボット「LOVOT」を開発した林氏。ロボットの分野で「役に立つ」から「意味がある」への転換を図るお二人から、正能氏がお話を引き出します。
西洋化が進み、身近に和紙がある生活を送る人は少なくなっています。和紙を使った革新的な空間を演出する作家として世界で注目されている堀木氏に、和紙に従来の枠を超えた新たな価値を見出し、現代に意味づけることについてお聞きし、これからの日本にとって伝統工芸が持つ意味について考えます。
同じアート作品を観ても、人によって感じ方は様々です。自分の「感性」を大切にしよう、と最近よく言われますが、「感性」とは一体何でしょうか?
実験心理学や認知科学、脳神経科学など多面的に感性認知や感性行動を捉える研究に取り組まれている川畑教授と、交通事故で脳に損傷を負った直後から緻密な点描画を描き始めたアーティストでディジュリドゥ奏者のGOMA氏のお話から、脳と感性の関係やアートの効能について科学の視点から考えます。
【ArtScouter】とは >
他の国にはない、日本独特の食文化の歴史と、畑中氏が「ファッションフード」と呼ぶ食の流行と特徴を振り返り、日本人の食に対する価値観がどのように形成されたのかをお話いただきます。
お話を通じて、単に栄養素を取り込むための「役に立つ」側面を超えて、私たちの日々の食事に「意味」を見出します。
1年に約1,100食を食べる人間が、より良い「食べ手」になるために何ができるか、というところまで参加者の想いが広がることを期待します。
著書『「カッコいい」とは何か』で歴史的背景含めて多岐に渡って「カッコいい」という概念を考察している、芥川賞作家の平野氏。「カッコいい」を考えることは、近年の日本文化を知ることだと語り、「しびれるような体感」を個人の美の判断として重視するなど、独自の視点を展開しています。
多くの小説で人間の生きる様を描いてきた平野氏に、「カッコいい」を起点に個人の美意識やアイデンティティ、意味が持つ力、などについてお話いただきます。
※PC・スマートフォン等の動作環境により、視聴いただけない場合がございます。
必ずテスト視聴の上、お申込ください。(申込締切:3/20(金)17時まで)
1952年東京都生まれ。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士後期課程単位取得退学。理学博士。ルワンダ共和国カリソケ研究センター客員研究員、日本モンキーセンター研究員、京都大学霊長類研究所助手、京都大学大学院理学研究科助教授、同教授、同研究科長・理学部長を経て、2014年より第26代京都大学総長。人類進化論専攻。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事。1992年よりコンゴ民主共和国で人と自然との共生を目指したポレポレ基金というNGO活動を推進。日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長を歴任。現在、日本学術会議会長、環境省中央環境審議会委員、総合科学技術・イノベーション会議議員を務める。著書に『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』(毎日新聞出版)、『「サル化」する人間社会』(集英社)等。
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。電通、BCGなどで戦略策定、文化政策、組織開発等に従事。著書に『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』『武器になる哲学』など。慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修士課程修了。
1972年東京都生まれ
東京大学法学部卒
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程中退(比較日本文化論、南方熊楠研究)
大学院在学中より、ITベンチャーの立ち上げに参画、ソフトウェアの開発に携わる。
その後、株式会社ジャパンスタイルを設立し、国際交流基金の事業で、中央アジア・中東・カナダ等で津軽三味線や沖縄音楽を始めとする伝統芸能の舞台をプロデュース。
2007年より経済産業省主催の海外富裕層誘客事業(ラグジュアリートラベル)の検討委員に就任。
現在、高野山別格本山三宝院副住職。
1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。2013年に刊行した絵本デビュー作『りんごかもしれない』で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、『りゆうがあります』で第8回同賞第1位、『もう ぬげない』で第9回同賞第1位、『このあとどうしちゃおう』で第51回新風賞など受賞作多数。著書に『なつみはなんにでもなれる』、子育てエッセイ『ヨチヨチ父―とまどう日々―』など多数。
1966年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。
専門は哲学・医療史・比較文化。
著書に『シュミッツ現象学の根本問題~身体と感情からの思索』(京都大学学術出版会・2002年)、『考えるとはどういうことか~0歳から100歳までの哲学入門』(幻冬舎・2018年)などがある。近年は哲学対話を通して、学校教育、地域コミュニティなどで、「共に考える場」を作る活動を行っている。
孤独解消を目的とした分身ロボットの研究開発を独自のアプローチで取り組み、自身の研究室を立ち上げ、2012年株式会社オリィ研究所を設立、代表取締役所長。
青年版国民栄誉賞「人間力大賞」、スタンフォード大学E-bootCamp日本代表、ほか AERA「日本を突破する100人」、フォーブス誌が選ぶアジアを代表する青年30人「30 Under 30 2016 ASIA」など。
2018年デジタルハリウッド大学大学院特任教授就任。
1973年 愛知県生まれ
1998年 トヨタ自動車にてキャリアスタート
スーパーカー“LFA”等の空力(エアロダイナミクス)開発
2003年 同社 F1(Formula 1)の空力開発
2004年 Toyota Motorsports GmbH (ドイツ)にて F1の空力開発
2007年 トヨタ自動車 製品企画部(Z)にて量産車開発マネジメント
2011年 孫正義後継者育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」
外部第一期生
2012年 ソフトバンク 感情認識パーソナルロボット
「Pepper(ペッパー)」の開発に携わる
2015年 GROOVE X 創業、代表取締役 就任
2016年 シードラウンドとして国内最大級となる
14億円の資金調達完了
2017年 シリーズAラウンドにて43億5千万円の資金調達完了
2018年 LOVEをはぐくむ家族型ロボット「LOVOT[らぼっと]」発表
1991年生まれ、東京都出身。
大学在学中、地方の商材をかわいくプロデュースし、発信・販売するハピキラFACTORYを創業。
現在は大手電機メーカーの会社員でもありながら、自社の経営も行うパラレルキャリア女子。
最近では、慶應義塾大学大学院特任助教として、学生たちと「地域における新事業創造」をテーマに活動中。
内閣官房「まち・ひと・しごと創生会議」最年少有識者委員。
京都府出身。高校卒業後、4年間の銀行勤務を経て、京都の和紙関連会社に転職。
これを機に和紙の世界へと足を踏み入れる。
以後、「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに、オリジナル和紙を制作。
和紙インテリアアートの企画・制作から施工までを手掛ける。
近年の作品は「東京ミッドタウン日比谷」 「パシフィコ横浜」「在日フランス大使館大使公邸」 「成田国際空港第一ターミナル到着ロビー」のアートワークの他、N.Y.カーネギーホールでの「YO-YO MA チェロコンサート」の舞台美術等。
主な受賞に、日本建築美術工芸協会賞、インテリアプランニング国土交通大臣賞、日本現代藝術奨励賞、京都創造者賞/アート・文化部門など。
近著に『和紙のある空間-堀木エリ子作品集』(エーアンドユー)がある。
1998年にオーストラリア・アーネムランドにて開催されたバルンガ・ディジュリドゥ・コンペティションにて準優勝。ノンアボリジナル奏者として初受賞という快挙を果たす。海外にも活動の幅を拡げ勢いに乗っていた2009年交通事故に遭い外傷性脳損傷と診断され、高次脳機能障害の症状が後遺し活動を休止……一方、退院2日後、突然緻密な点描画を描きはじめる。脳損傷の後遺症で過敏に受取るひかりの世界を描き、プリミィティブな衝動に突き動かされた自由な発想と独特な色彩感覚が特徴的な絵画により、画家として活動を開始し全国各地で絵画展を開催。絵を描かずにはいられない衝動は止む事はなく、現在までにその数は500点を超えた。
2011年再起不能と言われた事故から苦難を乗り越え音楽活動を再開。
2012年GOMAを主人公とする映画「フラッシュバックメモリーズ3D」が東京国際映画祭にて観客賞を受賞。
2018年2月、NHK ETV特集「Reborn ~再生を描く~」で取り上げられ、番組内で、サヴァン症候群の世界的権威の精神科医、ダロルド・トレッファート博士から「後天性サヴァン症候群」と診断される。
現在もディジュリドゥ奏者、画家としてのみならず、講演会など多岐に渡り活動中。
九州大学大学院博士課程修了。博士(人間環境学)。ロンドン大学認知神経学研究所研究員、鹿児島大学教育学部准教授などを経て、現在、慶應義塾大学文学部教授。美や芸術、対人魅力など、人が美しさを感じる心や脳の働きに関する基礎研究とアートの効用や抗加齢医学などへの応用展開について研究を行っている。著書に「脳は美をどう感じるか:アートの脳科学」(ちくま新書)、「美感:感と知の統合」(勁草書房 三浦佳世・横澤一彦と共著)など。
『シェフ・シリーズ』『暮しの設計』(ともに中央公論社)の元編集長。料理本の制作を幅広く手がけるかたわら、近現代日本における流行食関連の研究や執筆を行う。著書に『ファッションフード、あります。——はやりの食べ物クロニクル』(紀伊國屋書店、ちくま文庫)、『カリスマフード 肉・乳・米と日本人』(春秋社)など。第3回「食生活ジャーナリスト大賞」では「ジャーナリズム」部門の大賞を受賞。
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。40万部のベストセラーとなる。以後、一作毎に変化する多彩なスタイルで、数々の作品を発表し、各国で翻訳紹介されている。2004年には、文化庁の「文化交流使」として一年間、パリに滞在した。
著書に、小説『葬送』、『滴り落ちる時計たちの波紋』、『決壊』(芸術選奨文部大臣新人賞受賞)、『ドーン』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)、『空白を満たしなさい』、『透明な迷宮』、『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞受賞)、『ある男』(読売文学賞受賞)等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』等がある。
※PC・スマートフォン等の動作環境により、視聴いただけない場合がございます。
必ずテスト視聴の上、お申込ください。(申込締切:3/20(金)17時まで)